Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)には、ライフタイムエリートというステータスがあります。
ライフタイムシルバーエリート、ライフタイムゴールドエリート、ライフタイムプラチナエリートの3種類です。
マリオットボンヴォイのライフタイムエリートの特典、メリット・デメリット、目指す価値があるかについて、注意点を網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
目次
マリオットボンヴォイの会員制度とステータス
Marriott Bonvoyの会員プログラムでは、毎年更新される1年単位のステータスと、一度達成すると生涯に渡って資格を維持できるライフタイムエリートの2種類があります。
イメージ的にはANAやJALのステータスと永久上級会員制度の関係に類似しています。
名前 | 1年ごとのステータス | 永久ステータス |
---|---|---|
マリオット | マリオットボンヴォイ | ライフタイムエリート |
ANA | ANAプレミアムメンバー | SFC、ミリオンマイラー |
JAL | JALサービスステイタス | JGCカード、JGC Five Star |
マリオットボンヴォイで毎年更新されるエリート会員資格は、1年間(1月1日~12月31日)の宿泊実績にもとづき付与されます。ステータスの種類と主な特典は下表の通りです。
種類 | 条件 | 客室アップグレード | ボーナスポイント | レイトアウト | 朝食・クラブラウンジ | アンバサダーサービス |
---|---|---|---|---|---|---|
シルバーエリート | 10泊 | - | 10% | - | - | - |
ゴールドエリート | 25泊 | 〇 | 25% | 14時 | - | - |
プラチナエリート | 50泊 | ○ (スイートあり) | 50% | 16時 | 〇 | - |
チタンエリート | 75泊 | ○ (スイートあり) | 75% | 16時 | 〇 | - |
アンバサダーエリート | 100泊+2万米ドル | ○ (スイートあり) | 75% | 16時 (最大31時間) | 〇 | 〇 |
プラチナエリート以上になると、スタンダードスイートへのアップグレード、クラブラウンジ無料、無料朝食、16時までのレイトチェックアウトという豪華絢爛な特典が追加されます(一部ホテルは対象外)。
ライフタイムエリート会員資格の条件
マリオットボンヴォイには、1年毎のステータスとは別に、一度条件をクリアすると生涯ステータスの特典を享受できる「ライフタイムエリート会員資格」があります。
ライフタイム会員名 | 対象となる宿泊 | 資格保持期間 |
---|---|---|
ライフタイムシルバーエリート | 250泊 | 5年以上シルバーエリート |
ライフタイムゴールドエリート | 400泊 | 7年以上ゴールドエリート |
ライフタイムプラチナエリート | 600泊 | 10年以上プラチナエリート |
マリオットのライフタイムエリートは3種類ですが、シルバーエリートはおまけ程度の特典しかないので、妙味には乏しいです。
ゴールドエリートに関しては、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを保有するだけで得られるので、積極的に目指す理由はありません。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは年1回の無料宿泊だけで元を取れるので、連休・GW・年末年始などの繁忙期にホテルに宿泊する場合は、ゴールドエリート保持によるコストはあまりないと考えられます。
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料、2枚以降有料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント |
3.0% | 1.25% | Marriott Bonvoy |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 対象ホテルでポイント2倍
- 海外旅行では手配まで対象の24時間日本語サポート
- お得な入会キャンペーン
ライフタイムプラチナエリートになると、生涯に渡ってプラチナの至れり尽くせりのベネフィットを受けられます。
クラブラウンジ・エグゼクティブラウンジへのアクセス、無料朝食、16時までのレイトチェックアウトは着実な利点。客室アップグレードは空室状況によりますが、スイートへのアップグレードの可能性があるのは流麗です。
ライフタイムエリートを目指す上でのコツ
マリオットボンヴォイのライフタイムエリートを目指す場合、継続的に一定年数ステータスを維持し、かつ泊数の条件をクリアする必要があるので、ハードルが高いです。
小手先のテクニックで省略できるのは100泊程度であり、どう工夫しても500泊程度は行う必要があります。
主な実績嵩上げ方法
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの無料宿泊特典
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムの5泊の宿泊実績(対象外という回答だが、実際にはカウント)
- 年50泊・75泊達成時の年間チョイス特典では5泊分のエリートナイトクレジットを選択
- マリオットボンヴォイのポイントを利用した無料宿泊を活用
- 4泊分で5泊滞在特典は5泊分が加算
- マリオットボンヴォイの宿泊実績2倍キャンペーンを活用
インターネットでは、実際にエリート要件(宿泊数)を達成した年しかカウントされないという情報もあり、規約も確かに素直に解釈するとそう読み取れます。
しかし、現実問題としてはプラチナチャレンジ、コロナウイルス特別対応などで取得した年も、ライフタイムエリートの年数に算入されています。
また、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム保有によって自動的にゴールドエリートになるケースでも、年25泊という本来的なゴールドの要件を充足していませんが、ライフタイムゴールドエリートの資格年数にカウントされます。
ただし、これらの取り扱いは一瞬で変化し、今後は不算入となる可能性がある点に注意が必要です。
ライフタイムチタンエリートは終了(既会員は継続)
これから手に入れることはできませんが、「ライフタイムチタンエリート」という資格がかつて存在していました。
旧マリオット リワード、SPG、リッツ・カールトン リワードが統合した際に、ライフタイム プラチナプレミアエリートが誕生し、その後にライフタイム チタンエリートに移行しました。
生涯に渡ってチタンエリートの資格が継続する珠玉のステータスであり、残念ながら今後は獲得が不可能です。
該当の会員規約
レガシープログラムライフタイムエリート会員資格条件によるライフタイムエリート会員資格の達成は2018年12月31日をもって終了しました。
同じく2018年12月31日に終了したライフタイムプラチナプレミアムエリート (現在ライフタイムチタンエリート) 会員資格の達成もこれに含まれます。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム保有で泊数を上乗せ可能
マリオットボンヴォイのライフタイムエリートを目指す場合、クレジットカードのマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの保有がおすすめです。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを保有するだけで、毎年5泊分の宿泊実績(エリートナイトクレジット)を得られます。
この5泊分は会員デスクに電話すると対象外という回答もあるようですが、現実におけるリアルの話としてはカウントされています。
私は実際に保有していますが、毎年加算されていることを確認しています。ただし、今後は対象外になるリスクが存在。改悪される可能性という問題はあります。
また、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムには年1回の無料宿泊特典もありますが、こちらもライフタイム宿泊実績に算入されます。
さらにカード利用で3%で貯まるポイントを無料宿泊に利用すると、宿泊実績に加わり、着実にライフタイムエリートに近づきます。
また、毎年のMarriott Bonvoy ゴールドエリート会員の資格、年1回の無料宿泊特典(2名分)、アジア・太平洋地域のホテル直営レストラン・バー15%OFFなど豊富な特典が付帯します。
ライフタイムエリートを目指す過程のホテルステイも、お得で快適なものになるのが大きなメリットです。
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料、2枚以降有料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント |
3.0% | 1.25% | Marriott Bonvoy |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 対象ホテルでポイント2倍
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