ANAアメリカン・エキスプレス・カードというクレジットカードがあります(愛称:ANAアメックス)。
アメックス発行のANAカードのスタンダードカードです。ANA一般カードの魅力と、アメリカン・エキスプレスらしいトラベル関連のベネフィットを兼ね備えています。
ANA航空券などが2.5%還元、ANAカード特約店では1.5~2%還元、フライト・継続ボーナス、空港ラウンジ、手荷物無料宅配サービス、アメックスの日本語海外サポートが人気を博しています。
年会費(税抜) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
7,000円 | 2,500円 | 1,000マイル |
基本還元率 | ANA航空券 | フライトボーナス |
1.0% | 2.5% | +10% |
- 同伴者1名無料の空港ラウンジ
- 手荷物無料宅配
- 旅行保険は家族特約付き
- 海外旅行ではアメリカン・エキスプレスの24時間日本語サポート
- ANA一般カード共通特典
ANAアメックスの年会費、マイル還元率、特典、メリット、デメリットについて、2024年9月の最新の状況を解説します。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
年会費
ANAアメックスの年会費は、本会員が7,700円(税込)で、家族カードは2,750円(税込)。アメックスの家族会員は範囲が広いのが特徴です。
年会費は高めですが、ANAでのフライトが多い方にとっては、豊富な特典で高い年会費を凌駕する価値があるカードです。ANAアメリカン・エキスプレス・カードは他社のゴールドカード相当のカードとなっています。
ETCカードの年会費は無料。新規発行の際には935円(税込)の発行手数料が必要ですが、初回のみでカード更新時は不要です。
ANAアメックスのポイントをANAマイルに移行するには、「ポイント移行コース」(税込6,600円)への登録が必要です。
マイル移行手数料は6,600円(税込)であり、自動更新となります。ポイント移行コースへの登録期間中は、ポイントに有効期限(通常3年)がなくなります。
ポイント移行コースは有効期間が無期限となりますが、高い年間コストが発生するのが難点です。未加入でもポイントの有効期間は3年で、マイル移行後のマイル有効期間も3年で合計6年間あります。
3年に1回「ポイント移行コース」に登録して、ANAマイル移行後に解約をすると、マイル手数料を1年あたり2,200円(税込)に抑えられます。
本会員 | 年会費:7,700円(税込) |
---|---|
家族会員 | 年会費:1人2,750円(税込) |
ETCカード | 発行手数料:935円(税込) 年会費:無料 |
マイル移行手数料 | 6,600円(税込) ※3年に1回の交換なら2,200円(税込) |
ANAアメックスの主なメリット8つ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには多数の特典があります。その中で主要な利点を厳選すると8つ挙げられます。
ANAマイル還元率が基本1%!ANA航空券などは2.5%還元
ANAアメリカン・エキスプレス・カードで、ANAグループのANA航空券、旅行商品、機内販売などを購入すると、ポイントが通常の1.5倍になります。
主なメリット
通常ポイント(100円あたり1ポイント)+ ANAカードマイルプラス(100円あたり1ポイント)+ ボーナスポイント(200円あたり1ポイント)=合計2.5%
ANAアメックスで購入した場合が対象となり、旅行会社での予約・購入分、各空港の貨物カウンターでの航空貨物運賃の支払いなど一部対象外があります。
ANA一般カードの中でANA航空券等の購入によってボーナスマイルを獲得できるのは、ANAアメックスのみであり、唯一無二の特性を兼ね備えています。
有効期限無期限でANAマイルを貯められる
ANAアメックスはカードショッピングでまずポイントが貯まり、それをANAマイルを移行する流れとなります。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードのポイントの有効期限は基本3年ですが、年6,600円(税込)のANAマイル移行コースに加入すると無期限となります。
じっくりとANAマイルを貯めることが可能です。
ANA一般カード共通特典(ボーナスマイル・特約店でのマイルUP等)
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANA一般カード共通の特典を受けられます。
主なメリット
- +10%のフライトボーナス
- 毎年1,000マイルの継続ボーナスマイル
- ANAカードマイルプラス加盟店でボーナスマイル
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 空港内免税店「ANA DUTY FREE SHOP」での割引 (5%OFF)
- 国内線・国際線の機内販売割引 (10%OFF)
- 成田空港でのパーキング割引
- 「ANAショッピング A-style」での割引 (5%OFF)
- ANAスカイホリデー・ANAハローツアー・ANAワンダーアース割引販売 (5%OFF)
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパン宿泊割引サービス
- ANAカード会員専用運賃「プレミアムビジネスきっぷ」
- レンタカーの割引
特に大きなメリットは、10%のフライトボーナス、毎年1,000マイルの継続ボーナスマイル、ANAカードマイルプラス加盟店でのボーナスマイルです。
セブンイレブン、マツモトキヨシ、ENEOS、ヤマダ電機、スターバックスカードへのチャージ、高島屋、大丸・松坂屋、阪急百貨店、阪神百貨店、大丸福岡天神店などで1.5%~2%の高還元となります。
使う機会が多い国内線の空港売店「ANA FESTA」での5%OFFも着実なメリットです。
同伴者1名まで空港ラウンジ無料で使い放題
アメリカン・エキスプレスが提供する国内主要空港・ハワイの空港ラウンジが無料で使い放題です(一覧)。
しかも、カード会員本人だけでなく、同伴者も1名まで無料で利用できる点にエッジ・優位性があります。
配偶者や恋人がいる場合、2名で出張する際には一緒にラウンジでくつろぐことが可能です。
家族カードも同伴者が1名無料になるので、家族で旅行する場合にも便利。夫婦のうち1名が本会員、1名が家族会員だと家族旅行の際には4名までラウンジで寛げます。
ラウンジではソフトドリンクが飲めますし、電源コンセントや新聞・雑誌などが用意されており、出発までの時間を快適に過ごせます。アルコールやスナックが用意されているラウンジもあります。
成田のIASS EXECUTIVE LOUNGE 1/2、中部のプレミアムラウンジ セントレア、熊本のラウンジ ASOは、無料アルコールのサービスがあります。
羽田空港の第1ターミナルのPOWER LOUNGE NORTHでは、朝の時間帯はクロワッサン等のパンもありました。
帰国時1個の手荷物無料宅配
ANAアメックスは海外旅行・出張の際には手荷物無料宅配サービスを利用できます。
帰国時に1個無料でスーツケース等を配送できます。
対象空港
成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港
スーツケースの宅配料金は何らかの割引が適用された場合でも、概ね2,000円程度はかかります。
近年では配送料金が値上げ傾向にあるので、より一層お得度・価値が上昇しています(料金一覧)。
手荷物やお土産が多い場合は特に便利。行きは発送の控えを空港に持っていくのを忘れても、パスポートとANAアメックスを提示すれば送った荷物を受け取れます。
海外旅行で安全・安心!24時間日本語無料電話サポート
ANAアメックスには「グローバル・ホットライン」という海外旅行でのサポートサービスが付帯しています。
世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡でき、日本語で対応してくれます。
電話相談の例
- 航空券・ホテル・レンタカー・レストラン・ゴルフコースなどの案内・予約・確認・キャンセル
- 主要都市でのミュージカル等のチケット
- パスポート・査証・予防接種
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- パスポート・所持品の紛失・盗難
- 電話による簡単な通訳サービス(業務は対象外)
- 緊急メッセージの伝言サービス(業務は対象外)
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 最寄りの日本大使館・領事館
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)も利用可能です。
ゴルフ場でアメックスのカード会員が倒れて、1分1秒を争う局面でコンシェルジェに相談したら、ドクターヘリを手配してくれて助かったというエピソードもあります。
生命の危機の緊急事態で、もしこの方がアメックスのカード会員でなかったら、もしかすると助からなかった可能性もありました。
他社ゴールドカードの海外電話サービスとは一線を画しており、細部のクオリティが良好。会員にとって実用性が高いサポートを受けられます。
海外のみならず日本国内においても、緊急時の対応については、24時間365日オペレーターと直接やり取りができます。
年最高200万円のショッピング保険
ANAアメックスで購入した商品には、国内・海外の両方でショッピング保険が適用されます。
「ショッピング・プロテクション」という名前で、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、1名につき年間最高200万円まで補償されます。
1事故につき1万円の自己負担がありますが、多額の補償があるので、安心してお買い物できます。
特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。アメックスはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。
なお、アメックスのショッピング関連の保険は、QUICPay払い(Apple Payを含む)の場合でも補償対象です。
有価証券、預貯金証書、旅券、印紙、切手、船舶、航空機および自動車など、一部対象外となる商品があります。
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向いている方・不向きの方
ANAアメックスの主要なベネフィットに鑑みると、おすすめできる方、そうでない方が明白となります。
こんな方におすすめ
- ANA航空券の購入頻度が多い方
- 空港ラウンジを利用する機会がある方
- 無期限でANAマイルを貯めたい方
- 年最高200万円のショッピング保険がほしい方
- 時として多額の決済がある方
おすすめできない方
- ANA航空券の購入額が小さい
- 旅行・出張の機会が皆無
- ショッピング保険は不要
- クレジットカードは1枚しか持ちたくない(VisaかMastercardがおすすめ)
Visa、Mastercard、JCBブランドのANA一般カードと比較するとコストが高いですが、ANA航空券2.5%還元・空港ラウンジ・手荷物無料宅配を活用すれば年会費を超える便益を受けられます。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
旅行・出張で便利なトラベル特典
ANAアメックスには、プライベートのトラベルからビジネスでの出張まで、幅広く役立つ空港でのベネフィットが付帯しています。
主な7つのメリットで挙げた空港ラウンジ(同伴者1名も無料)、手荷物無料宅配(帰国時1個)以外にも豊富な特典が用意されています。
- アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン
- 空港クロークサービス
- 空港パーキング
- カード緊急再発行
- エクスペディアの割引等のアメックス優待特典コレクション
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン
アメックスがエクスペディアと提携して運営している予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン」を利用できます。
パソコン・スマホ・タブレット等で国内外のホテル・航空券や・レンタカーの予約が可能です。
独自メリット
- カード決済でポイントが2倍と優遇
- メンバーシップ・リワードのポイントを利用可能
- 嬉しいオファー・割引が用意
- トリップアドバイザーのユーザー評価が見やすく掲載されているので便利
- わからないことがあったら電話で問い合わせが可能
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン独自の割引、ウェルカムギフト、Wi-Fi無料などの特典が用意されています。
また、カスタマーサポートが充実しており、わからないことがあったら電話やメールで問い合わせられます。
連絡先
- 営業時間 (日本時間):平日9時~17時半 (土日祝は休み)
- 電話番号:0120-917-027(海外・携帯電話からは、03-3220-6220)
- Email:travelonlinejp@service.americanexpress.com
基本的には自力でネットにて調査しつつ、細部や不明点を気軽に質問できるのが、他の宿泊サイトにはない利点です。
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空港クロークサービス
乗継便の待ち時間などに、空港内手荷物預かり所で荷物を無料で預けられます。
利用は当日のみ有効で、日をまたいで預けることはできません。
中部国際空港、関西国際空港で利用でき、カード会員1名につき荷物2個まで無料です。
空港パーキング
空港からのアクセスが良好な駐車場で、割引・優待特典を受けられます。
対象空港
成田国際空港、関西国際空港
また、伊丹空港では駐車場の優先予約を利用できます。
カード緊急再発行
万が一のカード紛失時には、状況に応じて至急再発行が可能な場合もあります。
緊急再発行は滞在地域などによって対応が変わってきます。
旅行に便利な優待・割引・手配サービス
ANAアメリカン・エキスプレス・カードには、空港での特典・電話サポート以外にも、「旅・Fun」と題して、トラベルに役立つ特典が満載となっています。
- 毎月先着100名に一休.comでの3,000円OFFのクーポンコード
- エクスペディアで8%割引などの優待特典
- アップルワールド.com 5%OFF
- 大型手荷物宅配優待特典(JALエービーシーの公示価格より1,000円OFF)
- 海外用レンタル携帯の割引
- トラベル・サービス・ロケーション
- レンタカー割引
- エクスプレス予約
充実の付帯保険
付帯保険の側面では7つの主なメリットで挙げたショッピング保険以外にも、ユニークな保険が付帯しているのが特徴です。
海外旅行傷害保険
ANAアメリカン・エキスプレス・カードはアメックスらしく旅行保険も充実。利用付帯ですが、家族特約があるのが大きなメリットです。
補償項目 | カード会員 | 会員の家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 | 最高1000万円 |
傷害治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高100万円 |
賠償責任 | 最高3000万円 | 最高3000万円 |
携行品損害 (自己負担3千円) | 1旅行最高30万 / 年100万円 | 1旅行最高30万 / 年100万円 |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高200万円 |
利用頻度が高い治療費用が100万円と少なめなのがデメリットです。
海外は医療費が高額な地域が多く、病院に運ばれて入院したら数百万円といった費用になることもあります(ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データ)。
しかし、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のエポスカード、横浜インビテーションカード、Booking.comカードをサブカードとして寝かせておけばカバーできます。
死亡・後遺障害以外の補償は上乗せされるので、これらは使わなくてもお得なクレジットカードです。
ANAアメックス+これら3枚を保有すると、合計で670万円の傷害治療費用、600万円の疾病治療費用の補償を確保できます。
国内旅行傷害保険
国内旅行保険も利用付帯で最高2000万円の死亡・後遺障害の補償があります。会員の家族は最高1000万円。入院・手術・通院などの補償はありません。
オンライン・プロテクション
ANAアメリカン・エキスプレス・カードなら、インターネット上での不正使用による損害は全額補償されます。安心してネットショッピングを楽しめます。
ネット通販で「カード番号を入力するのは不安」という方でも、アメリカン・エキスプレスのカードなら心配は無用。もちろんリアル店舗での不正利用も故意・重過失がない限り補償されます。
アメリカン・エキスプレスのオンラインプロテクションはネット不正利用を補償
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充実のエンターテイメントサービス
ANAアメックスはトラベル関連に強みがあるクレジットカードですが、その他のライフスタイル(エンタメ・ショッピング等)の分野でもベネフィットがあります。
アメックス共通特典
American Express Experiences、エクスペディアでの割引、阪急メンズ東京での期間限定優待などがあります。
電子マネー・NFC決済の対応
Apple Payに対応!Suica利用分はポイント対象外
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
ANAアメックスをApple Payに登録すると全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。また、モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。
ただし、Suicaチャージ・Suicaグリーン券・定期券・モバイルSuica特急券など、Apple PayのSuica利用分はポイント付与の対象外です。
Suicaチャージは、ビューカードなどのApple PayのSuicaでポイントが貯まるクレジットカードを利用しましょう。
d払い・au PAYを利用可能
アメックスはVisa/Mastercardに次いで、Payサービスを幅広く利用可能な国際ブランドです。
アメックスのタッチ決済
ANAアメックスは「American Express Contactless」という非接触IC型決済サービスを利用可能。いわゆる「タッチ決済」「コンタクトレス決済」と呼ばれるNFC決済です。
以下はアメックスプラチナの写真ですが、ANAアメックスも同様に利用可能。
日本国内ではセブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、コカ・コーラの一部自販機、関空などで利用可能。海外ではアメリカ、イギリス、シンガポール、オーストラリアなどで使えます。
店頭ではスタッフに対して「アメックスで」と述べて対応カードを端末にかざせばOKです。
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その他カード基本情報
国際ブランド
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの国際ブランドは、アメリカン・エキスプレスのみです。アメックス社の日本オフィスの設立は1917年で、100年を超える歴史があります。
アメックスは使えるお店が少ないというイメージがかつてありましたが、JCBとの提携によって、現在はほとんどのJCB加盟店でもアメックスを利用できます。
レジの利用可能クレジットカード欄に「JCB」しか記載がない場合でもOKの店舗がほとんど。店員さんが分からなくても「一度切ってみて」と伝えれば決済できる場合が多いです。
ただし、間に決済の代理店が入っていたり、加盟店契約が古かったりするとJCB加盟店でもアメックスを使えない事があります。
アメックスは日本国内でも使えるお店が多いブランドであり、海外でも国・地域によってはVisa/Mastercardに伍しています。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは、1位アメックス、2位ダイナースクラブ、3位VISAとなりました。
アメリカン・エキスプレスのステータスは客観的に高く評価されています。
- アメリカン・エキスプレス:35.7%
- ダイナースクラブ:31.5%
- VISA:14.6%
- JCB:8.0%
- Mastercard:7.0%
申込基準
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは世界中で知名度が高いステータス・カードなので、申込が厳しいイメージがありますね。
アメックスには、一律の限度額は設定されていません。ユーザー一人一人の状況に応じてフレキシブルに利用に際しての目安額が設定されています。
これは上にはもちろん、下にも柔軟なのが特徴。10万円や20万円といった極めて僅少な利用限度額が設定されるので、万が一の貸し倒れの際に被る打撃も極小化できることが申込に考慮されています。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
本人認証サービスにも対応
アメックスはインターネットでの本人認証サービス(いわゆる3Dセキュア)に対応しています。「American Express SafeKey」という名前です。
カード会員が参加加盟店でオンライン・ショッピングする際、カード番号や有効期限などに加えて、Eメールで届くワンタイムパスワード入力が必要となります。
加盟店の例は、ANA、dショッピング、ビックカメラ.com、マルイウェブチャネル、BUYMA、ベルメゾンなどです。
第三者が不正に買物をしようとしても、ワンタイムパスワードによる本人認証が必要となるため、カードの不正使用を防止できます。
同じブラウザでアメックスの会員サイトにログインしている場合など、本人認証が不要な場合は、ワンタイムパスワードの入力は必要がありません。
普段アメックスのオンラインサービスを使っていれば手続きは不要となり、利便性とセキュリティの両方に配慮されています。
アメックスの本人認証「American Express SafeKey」はワンタイムパスワード方式
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デメリット
ANAアメックスには利点が多い反面、欠点も存在しています。
高額な年会費
ANAアメックスの年会費は7,000円(税抜)と、ANA一般カードの中では群を抜いて高コストです。しかし、このデメリットは多種多様なサービスが付帯しているので仕方ないと言えます。
ただし、コアのメリットはANA航空券2.5%、空港ラウンジや手荷物無料宅配などのトラベル関連サービスですので、これらに興味がない方は保有するメリットがありません。
電子マネーチャージ・Kyashがポイント対象外
ANAアメックスはポイント二重取りができて+0.2%となるKyash Cardへのチャージができないのが欠点です。
また、プリペイド型電子マネーへのチャージがことごとく還元の対象外です。
電子マネーにチャージしたい場合は、サブカードとして対応のクレジットカードを使いましょう。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税抜) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,000-31,000円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 477円 | |
PASMO | TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,000円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.50% | 2,000円 | |
To Me CARD Prime PASMO | 0.50% | 年50万円以上利用で無料 | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
京王パスポートVISAカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード | 0.5-1.0% | マイ・ペイすリボ 利用で751円 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,000円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | REXカード | 1.25% | 無料 |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 | |
ヤフーカード | 1.00% | 無料 | |
リーダーズカード | 1.257% | 年30万以上利用で無料 |
キャッシュレス診療が利用不可能
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険では、キャッシュレス診療が利用できません。
キャッシュレス診療は海外の医療機関で受診した際に、医療費を支払うことなく、保険会社が直接支払ってくれる方式。手持ちに現金がなくてもOKのため、極めて利便性が高いサービスです。
ただし、ANAアメックスでは利用できないので、病院などでは医療費を支払い、帰国後に請求してお金を取り戻す必要があります。
医療費を支払えるだけの現金を持っていることは稀なため、使い勝手が悪いのが実情です。
ただし、キャッシュレス診療に対応している病院は、主要国の都市部に集中しており、近くに使える医療機関が全くないという地域も多々あります。そのような際にはこの欠点は無関係です。
キャッシングが利用不可能
ANAアメックスを含むアメリカン・エキスプレス発行カードは、キャッシングが不可能です。
日本国内ではなくても構わない方が多いですが、海外キャッシング(外国ATMでの現地通貨引き出し)は使えると便利です。
したがって、ANAアメックスのみを持って海外に行く場合は、現金不足にならないように多額を持っていく必要が生じます。
この欠点を緩和するためには、海外キャッシングが低コストのアコムACマスターカードをサブカードとして持つことをおすすめします。
借り入れたら即時にインターネットで繰り上げ返済できるので、利息はなんと無料。米ドルだと0.1%強の為替コストのみでお得です。
サポートを重視する場合はJCB CARD W、ANA JCB一般カード・ソラチカカード等がおすすめ。為替コストも低い傾向にあり、サポートが親切で為替レート・処理日なども明瞭でユーザーフレンドリーです。
利用可能店舗が少ない
利用できる店舗がVISA・Mastercardに比べて少ないのもデメリットですが、サブカードとして使える店舗数が多いVisaカード、Mastercardのブランドの年会費無料カードを作っておけば問題ありません。
なお、Visa/Mastercardと合わせてアメックスを保有するのは、万が一のトラブルのリスクを抑制できて有効です。
2018年6月1日にはヨーロッパ各国でVisaのシステム障害が発生して、カード決済ができなくなりました。イギリスの一部のATMでシステム障害が報じられてから2時間未満の間に現金が空になりました。
万が一の際にカード決済ができなくなる事態を避けるためにも、他の国際ブランド以外にアメックスも持っていればシステムトラブルで困るリスクが低下します。
リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いが厳格
PAYFLEXというリボ払い・分割払いを無条件で利用できず、カード入会後3ヶ月の経過・申込が必要となっています。
なお、ANAアメリカン・エキスプレス・カードにはコース料理1名分無料サービスがありませんが、これは年会費2,000円(税抜)のOrico EX Gold for Bizをサブカードとして保有することでカバーできます。
アメックスカードのデメリットを解説!アメリカン・エキスプレスのクレジットカードには短所が存在
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まとめ
ANAアメリカン・エキスプレス・カード(ANAアメックス)は、ANA一般カードとアメリカン・エキスプレスの魅力が合体しているクレジットカードです。
年会費は高額ですが、それに見合う価値を得られる豊富な特典が満載のクレジットカードです。
主なメリット
- ANAマイル還元率が基本1%!ANA航空券などは2.5%還元
- 有効期限無期限でANAマイルを貯められる
- 同伴者1名まで空港ラウンジ無料で使い放題
- 帰国時1個の手荷物無料宅配
- +10%のフライトボーナス
- 毎年1,000マイルの継続ボーナスマイル
- ANAカードマイルプラス加盟店でボーナスマイル
- 空港内店舗「ANA FESTA」での割引 (5%OFF)
- 海外旅行で安全・安心!24時間日本語無料電話サポート
- 年最高200万円のショッピング保険
- エクスペディアの割引などアメックスカード共通特典
ANA航空券の購入がANA一般カードでは日本一であり、アメックスの強みを活かして空港ラウンジ・手荷物無料宅配サービス、海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)が利点です。
マイルを無期限で貯められるのも利点。ファーストクラスに向けてコツコツと貯めることが可能となります。
帰国時の手荷物無料宅配、同伴者1名まで空港ラウンジ無料などは、ゴールドカードにも珍しいメリットです。
家族で旅行する場合にも便利です。ラウンジの利用料金は同伴者1名無料なので、夫婦で持つと合計4名まで空港ラウンジを無料で利用できます。
アメックスのコールセンターの従業員は、ほとんどがアメリカン・エキスプレスの正社員であり、しっかりとしたサポートを受けられます。電話応対は素晴らしく、いつも気持ちよく電話できます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの年会費は7,700円(税込)ですが、1日あたりのコストを出すと約21円です。
1日21円のコストでANAアメリカン・エキスプレス・カードの有形無形のサービスを受けられる点に鑑みると、高い年会費は十分にペイできます。充実の保険はお守りのような安心感をもたらしてくれます。
こんな方におすすめ
- ANA航空券の購入機会が多い方
- 国内旅行・出張に行く機会がある方
- 海外旅行・出張に行く機会がある方
現在、ANAアメリカン・エキスプレス・カードは当サイト経由でお得なキャンペーンを行なっています。大量のANAマイルを獲得できます。
「何でアメックスはこんなに破格のキャンペーンを行っているの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
これに関しては、アメックスの充実したサービス・高いステータスを実感すると、ずっと利用する方が多いからです。
当サイト経由なら一撃で特典航空券に購入できるマイルをもらえるキャンペーンですので、ANAアメックスをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン